2022年6月21日火曜日

「歌を送ってくれた友人達『満月』」2007/1/24  

時には…。


女性の素直な感性の曲が歌いたくなり弾きたくなる。


富山市でファンの多い『酎ハイテンションズ』の松林ねえさんから曲を送ってもらった。


彼女も谷山浩子さんとか大好きだったという。


送ってもらった曲名は『満月』、かねてより、「悲しいけれど、人生は戻れない..」「同じ思いで1日が終わる」は、主婦業をやり、ある時ふと振り返った時に..主婦業の女性が思うことは皆同じだなぁ…と同主婦業の女性達からよく聞く話を思い出したりしたものだった。感じ入る素直に入ってくるフレーズだ…。


彼女は主婦業をやりながらも、現在も『フォーク少女』である、最後の「愛されたい..」のフレーズは彼女を知っていることもあるが、あざといところなく私や聞く人の胸に入ってくる…。そんなゆったりとした佳曲である。


『再び歌うこと』をずっと思い続けてこられて行動されたその「思い」は素晴らしく立派だと思う..


前にも書いたが…、中山ラビさん、浅川マキさん、桑名晴子さんなど、年齢とともに円熟した歌を歌っている人達を機会があればいつか見て頂たいものだ。


先日テレビで見た谷山浩子さんも、少女の面影を残しつつ、素晴らしい歌を歌っておられた。(個人的に彼女とかイルカさんを見ると何故だか70年代後半の少女漫画を思い出してしまう、)


松林さんの師匠?の『イルカ』さんの「サラダの国から来た娘」を、赤面しながら今弾いてみた…。(驚いたことに全てそらで、一発で弾け歌えてしまう!)何故だか全部歌えていて、高校生の頃に妹や同級生がよく読んでいた『りぼん』の漫画作品の内容をふと、同時に思い出したりしていた…。


話は脱線するが、70年代後半の集英社の『りぼん』の一連の女性作家達は少年誌の視点に比べて、遥かに「大人の視点」だったと思う。


女性作家陣の作品のクオリティは大変高く、あの当時で『りぼん』の編集スタッフがとても優秀だったのじゃないかと思われた。今は完全な女の子向けの児童誌になっているが、70年代後半は『りぼん』も、大人の女性も頻繁に読んでいたし、レディースコミックも無い時代に、きっと相当な売り上げがあったのではないか?と思う。


今の女性漫画作家達の絶対にルーツだったと思う、陸奥A子さんや田渕由美子さん、小椋冬美さんを発掘しての、新しい感性を導入しての執筆陣は他誌よりも、一歩二歩も、抜きん出ていたように思ったものだった。


付録も少年誌から見れば、実に豪華で実用的なものばかりだったと思う。


実は…。私の妹が毎月買っていた『りぼん』の付録が全く使わない状態で大量に家にあるはずで、「〇〇〇〇鑑定団」で鑑定してもらったら…とふと思った。(数多くありそうな感じだなぁ…。)


作家陣の中でも、太刀掛秀子さんの作品の中には『かぐや姫』の3人が出て来たし、田渕由美子さんの作品の中には『イージーライダー』のピーターフォンダがいたり、ジャクソンブラウンのことが書いてあった。小椋冬美さんの作品いたってはロックに敏感でこれは明らかに『グランドファンクレィルロード』がモデルだなぁ…と思われる絵があったことを思い出したり『ドゥービーブラザース』のことが書いてあったりしたものだ…。


陸奥A子さんの作品のことを思い出してしまう「サラダの国から来た娘」から思わず70年代当時のことを回想してしまった…。


音楽活動をしながら若い女の子のミュージシャンの感性に理解がおよばないことばかりになりつつあるのはさみしいが…。


同じ通ってきた時代を感じながら音楽活動をしていてくれる松林さんが活躍してくれているのは嬉しいことだ。


若い女の子の感性主導のメジャーミュージックシーンを否定はしないが、無理して理解しようなんて思う前に、同じ時代を走ってきた女性ミュージシャンが長い間、大切に温め続けた「何か」と「歌うことへの想い。」を歌ってくれている現実にエールを送りたい気持ちだ。


松林さん、曲を送っていただいてありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. 前ブログでのコメント
    投稿者:千田佳生2007/1/25 4:15
    みいすけ 様


    『満月』を送っていただいてありがとうございました。


    書いていて思わず…、イルカさんの「サラダの国から来た娘」→陸奥A子さん→70年代後半の「りぼん」→ 豪華で実用的な付録→フォーク、ロックを聴き出した頃…と連続的に思い出してしまったのが、実は…まだ最近の事のように思えるのは、あまり自分に根本的な変化が無いせいかもしれませんね。


    それにしても、親方への感謝を忘れずに、常に一緒で、歌一人だけで突っ走らないで行動する「酎ハイテンションズ」は、理想的なフォークグループかもしれません。


    音楽的に向上するということだけが音楽活動の全てではない。…と、「酎ハイテンションズ」を見ていると、本当に素直に思えます。


    お互いに末永く活動をしていきたいですね。

    投稿者:みいすけ2007/1/25 0:40
    ありがとうございました(^-^) 引っ込み思案で 何にもわからなかった 私をぐいぐい 引っ張ってくれ いつも そばで 見守ってくれてるのは やはり 相棒です。そして 千田さんの 力強いエールや ぎこちない歌 ギターに あったかい拍手 くださる お客さんみなさんのおかげでがんばれます。感謝で いっぱいです。これからも 大好きな歌 大好きなギター 弾き続けたいです。千田さんも 自分らしい 素敵な歌(^-^) 歌い続けてくださいね♪ りぼんは 特にフォークっぽい 漫画で 私も よく 読みました♪

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