何台もあった自動車がまたなくなった。
亡き父親の最後の愛車はマークXだった…ほとんど乗ることはなく、傷も多く業者に引きとられていった…。
走行距離はわずか…。
二束三文になりました。
悲しみがこみ上げてくる。
高価な車を買って人生の終演をしたかったのかもしれない。
なかなか乗せてもらえなかったのだが、車検を一回受けただけで最新の車は引かれていった。
私としては残っておきたかったのだけど…。
税金を多少払っても父親の遺品として…。
自動車が引かれていく様子に…。
…ドナドナドナ…売られていくよ…ドナドナドナドナ…子牛を乗せて…。
そんなメロディーが頭を回っていた。
金が惜しいより、父親との家族の思い出がまた一つ消え失せた現実に感傷的になりました。
投稿者: 千田佳生
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