2022年8月24日水曜日

「脇役!?って云われ考えてみた…。」2008/10/15

 脇役!?…と、とあるライブで某氏に云われ、最近ちょっと考え込んだことがことがある。


これを読んだペダルスチールプレイヤー諸氏も、もしかしたらあるかも知れない。


大昔、某フォークシンガー氏夫婦に「歌を生かすことだけ考えて弾いてくれ。」…と云われ、アンサンブル上はそれで良いのかもしれないが、プレイヤーの士気や創作意欲を著しく削ぐ言葉だな…と思ったものだ。


オールマンブラザーズバンドやドゥービーブラザーズ..メンバー全員が個性的でカラーと夢を持っている70年代アメリカンロックのバンドサウンドで育った私には「主役」「脇役」?!!…という考えかたは殆ど持っていなかった。


「歌を引き立てることだけ考えて弾いてくれ。」…まあ、ギャランティーを貰えばプロとして別だが、考えようによっては、淋しい音楽観にもとれなくもない…、こんな考え方のシンガーとやる気は今はサラサラないが..当時はペダルスチールでソロで自力先行型でもなかったし、ペダルスチールの弾き語りもしていなかったから、大昔は弾けるところなら何でもやったし、カントリーミュージック以外に歌い弾けるところが、ありがたかったくらいで「主役 脇役」なんて考えても見なかった。


しかし世間はそうは見ないようで、とかく「主役 脇役」を分けて言うのかもしれない。


もちろん、こちとらは人生全てを注ぎ込んでのプロ活動だからマイナスになることや、精神衛生上「望まない演奏活動」はやりたく無い、基本的にソロアーティストだから、今は回避しょうと思えば出来ることである。


今、ふと思って大昔のバッキング要員時代のことがあったから(?!)ソロアーティスト(自動的に主役である)の今があるのかもな、と思ってみた…。


「ペダルスチールと歌と、どっちが主体なんだ?」と聞いてくるヤツもいるが、私は、そう聞いてくる人の頭の構造と感性を疑ってしまう。


そしてかすかな悪意も受ける場合もある、私が音楽を始めたのは..というより続けてこれたのは、70年代アメリカンロックの特にオールマンブラザーズバンドやドゥービーブラザーズの『各メンバー全員が主役』っていうシチュエーションに夢を見たのかもしれない..


今でもこの精神と感性が大好きだ、こんな言葉がある。


「みんなが勝者だ、敗者はいない。」




投稿者: senda

1 件のコメント:

  1. 前ブログでのコメント
    投稿者:千田佳生2008/10/23 17:05
    ラッパオトコ様

    ようこそ、うれしいコメントありがとうございます。

    それにエールをいただいて恐縮です。

    世界にできる限りはばたいていこうと思っています。

    本当に創作する前に、テクニカルな練習をしなければならなかったり…大変ですが、手探りでも道を切り開く覚悟でいます。

    音楽にライブに新しい空気をおくりたいですね。

    投稿者:ラッパオトコ2008/10/23 15:24
    ガンバレ・ヨシオ!

    音楽に主役も脇役も無い。そんな事、考える事自体ナンセンス。歌が主役というのは、カラオケとテレビの歌番組しか知らない素人の発言。
    そんな、フォーク・シンガー夫妻なんてほっときゃいいよ。千田さんの方が、五百倍ぐらい上を行ってるよ。スチールで、世界に羽ばたけミスター・センダ!

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