サムセットモームの「月と6ペンス」では…。
月は素晴らしい芸術や希望や夢をを、6ペンスはくだらない世間の因習や「すべてが金」っていうことでしか価値観を判断しあらわし得ない連中をこの場合指すことにする。
この文章はサムセットモームと関係無い。
金を否定もしないが夢や希望を否定して、いじけた酔っ払い中年のギタリストようにならなくて良かった。
何よりペダルスティールを弾き続けてよかった。
まだ夢や希望に燃えて生きていこうとする自分がいる。
本当に良かった。
ペダルスティールには未開拓の平原が広がっている。
「自分だけがよければいい..」っていうスケールの小さいもんじゃない。
そんなことは目指していない。
ここから旅先でいかにライブでギターを弾きたがって様子を伺うギタリスト諸氏が如何に多いかという事実を語りたくなった。
例えば、旅先のライブハウスでバンドを組めないリードギターリストに乱入された経験も何度かある。
彼らは彼らなりにギターをやってきて「弾く場」が本当に欲しいのだろうな…。
気持ちはよくわかる。
ギターをやってきて年齢も行き、弾くバンドも無い。
特にEギターのリードギターを追いかけてきた人にはベースやドラムスのプレイヤーも周りに居なくて..バンドで合わせた経験も全く無い人達も多いだろうな…。
今私がペダルスティールギターのソロでやっている事を、そんな彼らに見て欲しいっていう思いもあるのだ。
「一人でだって演奏する人達は演奏する。ギタリスト諸氏の既存のギター的な細かいこだわりは分からないではないが、音楽を愛していれば絶対に音楽を続けているはず。ペダルスティールを使ったこんな方法もありますよ。」
…とアドバイスすると言ったところだろうか?
そんなギタリスト諸氏のためのメソッドを作ってみたい想いもある。
自分自身「リズムを出しながら、リードギターを弾き『想い』を歌う。」「様々な(オルガン、ピアノ、バイオリン、チェロ)プレイヤーの気持ちになってみる。」
…これが楽しくないはずはない..。
ツアーで「ライブを見る代わりに、セッションしたい..」そう申し出る、こんなギタリストも少なくない。
だけど、セッション希望のギタリスト氏には言う。
まずは私の音楽を聴いて欲しい。
当たり前の話である。
全然私のライブの主旨に関係ないルーズに長が~いブルースを演奏されて迷惑でないわけがない。(ブルーズはキライじゃないが..)
気持ちは分かるけれど、セッションだと彼らは思っているかも知れないが、乱入行為または乱入まがい、他のお客様無視のセッションはやはり嫌だ。
本末転倒のセッションをいつもやって思うことは、やはり心が淋しくなる。
あなたはあなたの音楽を演奏してくださいね…。
ペダルスティールギターで..(笑)。
(ペダルスティールギターのソロはソロで『一枚の絵』になっているのです、認めてください。
セッションが嫌いな訳ではありませんが、なんでもかんでも大勢でバンドで弾けば良いというものではありません。ミュージシャン、または音楽を愛する人ならば分かってくれると思います。)
あぁ旅に出たいなぁ…。
投稿者: senda
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