昭和20年、鹿児島県旧陸軍知覧基地近くの「富屋食堂」の鳥浜トメさんと姉妹に宮川三郎軍曹が明日の特攻隊での出撃にもかかわらず。
「おら、蛍になって帰ってくるだ、この食堂に戻ってくるだ。」
…という話を思い出した。
出撃した日は誕生日の翌日、悪天候のため他の特攻隊機は戻ったが彼1人沖縄の激戦地に向かったのだ..
たった20年の命をお国に捧げてしまった。
ふとその夜蛍が一匹入ってきて『同期の桜』を生き残った仲間が歌い、宮川三郎軍曹であろう蛍に歌ったという話を思い出した。
宮川三郎軍曹が、富屋食堂で帰り際に「どげん声をかけたらいいの?死にに行く人に..」鳥浜トメさんと娘さん姉妹の言葉が胸にきた…。
この無垢な若者達の礎の上に今の日本の平和がある。
宮川三郎軍曹は本当に蛍になっても「富屋食堂」に戻ってきたかったに違いない…。
投稿者: senda
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