「おくりびと」と言う滝田洋二郎監督の映画があるが..浴衣(全身火傷)の跡があるのでその上から白い死に装束の要請をおくりびとに承諾してもらった。
本当は手当てして死に装束を着させてあげたかったよ..。
入棺、花を入れる。みっともないが、涙が溢れ「お父さん、なんでこん中にいるんだ!?起きなさいよ。」涙を流していろいろ言って父親に話しかけた涙の量は尋常ではなく、「佳生ちゃん、汚したらダメだよ。」の声までかかった。
セレモニーセンター着、大勢の人々に通夜に来ていただいたお礼を告げる。
読経のあと私が喪主なのであらんかぎりの父親への思いをかたった。
前代未聞だったかもしれないが正直な気持ちで、後で涙ぐんだという人もあれば、フィクサーに怒られたりもしたが…悔いはない。
野送り、斎場で骨を拾うカントリーソングにある「ロングブラックリムジン」である。
骨上げまでの二時間寿司を三四個食べる。
骨上げで骨はバラバラにかつて野球ピッチャーのダークホースの右腕も灰になっていた。
残った骨はどうするのだろう?全部壷に入れてあげたかったよ..
骨上げのあと短い読経の後会食..町内会の世話役の人々、遠い昔親戚中の子供達でよく遊んだひとたち..悲しみを感じる事は殆どないほど忙しい。
旧交も懐かしいが話しかけたりするヒマもない。
みんな少しずつ帰っていかれる。
家に帰って父親の祭壇を設け母と私の孤独、はペットホテルに預けられたマルコ軍曹に明るく空気を変えてもらってありがたかったよマルコ軍曹。
投稿者: senda
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