もしかしたら…もう書いたかも知れないね。
この言葉は純漫画雑誌『ガロ』(今は無い?)の名物編集長『故。長井勝一』さんの「釣りキチ三平」で知られる矢口高雄さんにデビュー当時、に対して矢口先生に言った言葉だ。
銀行員を退職してまでマンガ家をめざした矢口先生に、出版社の名刺を手渡したり…と随分尽力してあげたらしい。
そんな矢口先生に『故梶原一騎』先生から執筆の依頼があった!
…ところが梶原一騎の原作を、矢口先生は気に入らなかったので、その理由を長井編集長に告げると…。
「矢口さん!何をバカなこと言ってるんだい!? 世の中には連載が欲しくても、させて貰えないマンガ家はガサマンといるんだぜ!そりゃあ、あの人の評判は決していいものじゃない。だがな…『悪名も無名には勝んだ。』この連載死んでもやり抜け!」
この一喝に矢口先生も涙を流した…。
と、『ガロ』の長井勝一追悼特集号にある。
私も感動したのだが別の意味合いで…。
私も評判はこの町で芳しいものでない。隣の婆ちゃんに挨拶しても挨拶もしてくれない程だ。
自分では「『バカ』の旗があがった。」強がりでなくそう思えば気楽で、それを「引っくり返す」という楽しみもある。
『悪名も無名には勝つ』
デカイ勘違いでも。
どうせなら、思いっきり勘違いしていていたい。
それを押し通したい!
今はそんな気持ちでいる。
因みに矢口先生が連載を考えて断ろうとした、梶原一騎の作品は『おとこ道』で最期は不自然な終わり方をしてた記憶がある。
投稿者: 千田佳生
前ブログでのコメント
返信削除投稿者:千田佳生2014/9/27 20:04
せめて自分ぐらいは自分に賭けてみたい。
かなりの『大穴』狙いだが自分流の車券術のように『人生』を丸ごと賭けてやりたい(自暴自棄にはなっていない。)先行、捲り、自在型でマーク屋にはなるもやむ無しのときもやぶさかではない。(笑)