2022年6月16日木曜日

「あんなにバンドにこだわってきた私が…。」2006/12/14 

完全ではないが、今の私自身はソロ志向になっている。


「千田さんバンドやんないんですか?」


ライブやるたびに、いろんな人に聴かれる。


 理解してほしいことだが…。


 仕方がないからソロでやっているわけではない!


 見た目はそんな私個人的の状況を見かねてか、または演奏の機会を得たいと思ってか…?


 演奏前にセッションを申し出てくれる人が、たまに、あったりするが、よほどの演奏現場の事情でないかぎり、基本的にお断りしてる。


 その、ほとんどのミュージシャン達は私の楽曲の世界観などあまり気にも留めず、「セッション出来れば良い。」とか、「自分達が楽しめれば、聞いているお客さんのことはどうでもイイ!」っていう人たちが多いことを考えると…。


 「バンドって何だろう?」と思いたくなる!


 やはり今のところは、自分で満足のいく演奏活動がしたければ、「完全ソロ指向」とするしかないかもしれない。(やはり夢はいつかは分かり合えるメンバーと……だけどね。)


 私には、「ソロは面白く無くてね~。」っていう声を演奏の意外性で、ひっくり返してやりたい欲求がある。


 他のミュージシャンが介入出来ない!っていうのはイヤだが…。


 安直なセッションや、乱入はやはり回避したい…。


しかし現実には、コレだけ音楽的に多ジャンルになったことで、バンドを組むことはかなり難しくなってしまったかもしれない。


 バンドを組もうとするとき、よくあるケースだが、「カントリーは好きだがソウルやブルースは嫌い」「ブルーグラスやショーロ、ボサノバは好きだが、ハードロックはダメ!」私からみて、音楽ジャンルとは「絵の具」…。と大きな目で考えている、楽曲を創る「骨材」だと思っている。


メンバーの志向に合わせて本末転倒の「楽曲よりメンバーの都合上」でバンドをやる気にはなれない。(現実はこんなことが多すぎる、あとはメンバーのドタキャンとか..)バンドは消耗する事が多く、バンドメンバーで音楽的に焦点が合わせにくい、と今何となく思っている。


その各々の音楽ジャンルに人生を注いできたミュージシャンの人達に敬意を表した上で言っているのだが…。


 「楽曲を書き、表現する事」では、このような考え方が正しいと思っている。 発想の自由度こそが大切なのだ。


「音楽ジャンルは創作活動の絵の具」という自分の考え方に賛同してくれる人の為に、いずれ門戸開放して待っていたい。


 まだ今はその時期では無いと思っている。


 今の活動を続けて、一緒に音楽活動をする人達を気長に捜していきたい。


とりあえず、今までの音楽活動のケースだが、最初から…。


「ペダルスチールはバッキングはダメ!」


「オブリガードで、こうあるべき。」


 と、可能性を模索もせずに、有名レコードのペダルスチールパートを聞いて、先入観でパートを決めてかかっている人や、レコードを聞いて常識的なE9のペダルスチールを求めるようなシンガーの方々とかとは、今は絶対に一緒に出来ない。


私がバンドをやるとすれば、お互いに必要とし合う人、本当にお互いが求め合う人だと思っている。


 私をペダルスチールの常識的な位置へ、と、収めたがらない人たちとならば、一緒に演奏する事をを考えてみるかもしれないが…、自分の音楽をやりたい欲求しか今は考えられないし、そんな時間も無いのだ……。


「就かず離れず」的な感覚の人や、セッション的感覚の人も…、今は食指が動かない。


 それよりも…。


今は、「一人でどこまでやれるもんだろうか…?」


 今の自分自身はこのことにも、実は、大変興味があるところなのだ。


 ペダルスチールという馬に乗っかってどこまで行けるか?「曲芸的」だという奴らはほうっておこう…。


私は「ライクーダーの発展型」になりたい…と、前に書いたが…。


実は、「一人でだって、コレだけやれる!」っていうところをいろんな一人ぼっちのミュージシャン(ギタリスト)に見せてあげたいのだ!


 特にギタリストでそれがエレキギタリストなら、アコースティックギターに持ち帰る時に沢山の妥協をして、いっぱい今までの理想を捨てて来てるケースを沢山見てきた…。


それは一つの「新たなる希望ある選択肢」が存在することを、一人ぼっちのミュージシャンに(ギタリストに)見せてあげたいのだ!


「出来る、出来ない」は、今の話では関係ない!


 今のところ「ペダルスチールの弾き語り」は意外性と新たなるサウンドの創造性に満ち溢れていると思っている。


こんな音楽活動を一人でもやっている人間が存在する事が…。


 独りぼっちのミュージシャン(ギタリスト)にとっては、音楽活動を続けていける希望の光にに繋がるのだと信じている。


 私自身がそうだったから…。(ライクーダーさん、ジャコパストリアスさん、ありがとう。)


 それを一人ぼっちの演奏家、(ギタリスト)表現する事を求めている純粋なミュージシャンに、こんなやり方をする奴もいることを知っていて欲しいのだ…。


一人ぼっちのミュージシャンのメリットは、演奏、表現する事を誰におもねることなく自由にやれること! それから…、場所に応じて臨機応変に演奏出来ること。


その判断力も自分次第!


 バンドのレパートリーに縛られることなく、その場の焦点を見極めて演奏するポイントを絞ることが出来ること。


 これはなかなか楽しい。


 演奏出来るところが多いこと。(一人きりなら沢山ある)


「全て自分次第。」は、私の性分に合っていたようだ。


 強気でいこう!


それを考えると、短所も長所になりうるわけだ。


バンド時代のレパートリーが一人で演奏出来る良さもペダルスチールにはある。


 スリリングさがあり、意外性は何よりっていうところだ。


 何故だか私はライブの話があまり来ない?


 今の若い人たちにゃあつまんないのかな?


 ライブはこれだけ反応が良いのにね?


そのうちライブの機会はまたやって来るさ!


この素晴らしい音が、皆さんの心に届けばね!

1 件のコメント:


  1. 前ブログでのコメント
    投稿者:千田佳生2006/12/15 10:08
    みいすけ 様

    ありがとうございます。曲中MCでの自分でも…何を言ってしまうかわからないパフォーマンスを今でも繰り広げていますが、その中で例えば、幼女殺人事件とか、イジメ自殺の隠蔽に対してヒドく怒って曲中MCをしたことがありましたね。ただし、この曲中MCをやるやり方とは反対にどれだけ演奏に集中力を注ぐことが出来るか?ということも大事だなぁと思い始めています。

    投稿者:千田佳生2006/12/15 9:58
    河村 様

    ありがとうございます。

    かつてはギタリストでしたが…。今は全くギターを弾いてません。

    歌だけでどれだけ聞かせられるか…?というのは一度やってみたいことですね…。ギターは今は全く弾いてませんからリハビリが必要です。あと、ペダルスチールになれてしまったこともありますが…。ギターのフレットの音程が悪いギターは、かなり気になるようになりましたね。

    投稿者:千田佳生2006/12/15 9:48
    滝沢 卓 様

    お久しぶりですね。 かつてよくセッションやライブをした時代がとても懐かしいです。今はあまり演奏活動で御一緒する事は無いのが残念ですが…。またの機会がありましたらよろしくお願いします。

    投稿者:みいすけ2006/12/13 19:47
    初めて 千田さんの歌を聞いたとき うまい下手よりも(もちろんお上手ですが)誰よりも まっすぐな心で 間違ってることを批判して 歌をうたておられました。だから よく 相棒と 何かあると「もし 今 千田さんがいたら 黙っとらんよね」なんて 話してます(^-^)v 私たちは 千田さんのそんなとこが 好きなんですよ♪ずっと そんな 歌 歌ってください。 二人とも 楽しみにしてます。

    投稿者:河村2006/12/13 16:07
    千田さんの歌にはパワーがあると思います。
    ただペダルスティールと言う楽器がインパクトありすぎでそのパワーに色をつけているかもしれませんね。
    そうかかれると一回千田さんの歌だけで聞いてみたくなりますね。

    投稿者:滝沢 卓2006/12/13 13:17
    千田さんのブログ、読んでいますよ。毎日更新しておられて、すごいですね。

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