過日、夜「ムーミン」の作者トーベヤンソンさんの伝記をNHKでやっていた。
小学生の時に見た日曜日の夜の「ムーミン」は、時にセンチメンタルで、日曜日の夜の憂愁を感じさせてくれて、自分なりに「センチメンタル」を感じ覚えたアニメだった。
その後で見る大河ドラマの衝撃はまた別の機会に…。
ムーミンが橋の上に座り、スナフキンと話しながら心を成長させていった様子が印象深い。
釣り糸を垂れるスナフキンの傍らに座って、自分にとっての納得がいかないことや、わけのわからない体験をスナフキンに語りかけるムーミン。
世間の動きとは関係なく行動するスナフキンと親友のムーミン。
時に影になりムーミン達を助け、孤独を愛し、それでいて超然としているスナフキン。
たまに思う。
スナフキン!君が近くにいてくれたら..。
トーベヤンソンさんは、私が子供の時に見ていた(声優 故、岸田今日子さん)旧作の「ムーミン」(68年~一時中断~73年位まで放映?)が好きではなかったとは意外だった。
トーベヤンソンさん曰わく「ムーミンはこんなに男らしくて勇敢な子じゃないわ。」
「もっと気まぐれで..」
っていうクレーム?があり、次作の「ムーミン」を制作して放送するまで、トーベヤンソンさんの了解を取りつけるまでちょっとかかったらしい。
私は知らないが80年代の「ムーミン」のキャラクターは大分違っていたらしい。(ノンノンがフローレンになっていたり、兄スノークのキャラクターが全然違う感じだったり..ムーミンのキャラクターもちょっと見直されてる。)
「ムーミン」は私にとって旧作アニメのこと、男の子だってセンチメンタルになることを知ったり、自棄になったり、時に心が弱くなり泣いてしまうことも…、童話のようであってお話として繊細な部分にかなり自分の心が揺れていたと思う…。
ムーミンが心乱れたり、孤独感に陥ったり、やりきれなさを感じる時相談する相手としてスナフキンは頼もしく心許せる存在だろう…。
スナフキン、私にも君がいてくれたら…。
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