今回はトイメンシャオとのタイバン、迷いながら西荻窪ターニング着、トイメンシャオは今朝京都から着いたとのこと。
今日の私のアンプはPEAVEYの「セッション500」を使う。(やはり音はキレイだ。)
今回のトイメンシャオは大変かっこいい!そして長年のキャリアが演奏に出ていた。
店は開店し、お客さんが入って来て、最初の「お客さんは来るかな?」の心配事は解消された。
思わずホッとした気持ち、二年前のお正月鹿児島の駅前でストリートで演奏中、再会した静岡の長倉さん、ブルーグラッサーで「フォークゲリラボーイズ」の南さん、私の良きかけがえのない理解者の菅野氏等々来て頂けた。
何だか、勇気百倍!今日は最初からすっとばす!
「地下生活者の夜」には到底相応しくない「トライアンドラブアゲイン」から「雪の降る日に列車に乗って」では来て頂けた人達の名前と思い出を全て歌詞に織り込む。
来て頂けた方々、本当にありがとうございました。
「週末には」「金沢有松うたの楽器」「merry」「風をよけては歩けない」「オギヨディオラ」「絵葉書」曲と曲の間を空けずスピード感でライブをやる感じ!
青木タカオ氏をリスペクトして「田舎の眠りに倒され」をやる。MCで我が町の撤退していったファーストフードや、ファミレスのことを言った。
そしてソロペダルスティールの弾き語りでE9thのスピードピッキングが可能だという証明したくてカントリーソング「国道8号線」をやる。
そんな思い…、それはほぼ無意識のうちに…。毎回のライブでペダルスティールの可能性や素晴らしさをみんなに見せてあげたい思いは恒常的にあった。そして様々な音楽ジャンルのソングライティングとのシンクロナイズを証明してきたつもりだが…。
今回は「地下生活者の夜」っていうことでそんな二次的な思いは吹っ飛んでいた。
もしかしたら、そんな二次的な「思い」が本当に伝えるべき「想い」へのブレーキに少しだけなっていたかもしれない…。
二次的なことは、無意識のうちに処理されてなければならない。プレーしたり、歌ったりすることに作為的な影が見えたり、楽器に音楽と関係ないところでマニアックだという姿勢は私はダメである。
そんな風に私が見えたら反省である。(見える可能性は否定できないところだろう。)
されどペダルスティールに私ができる「恩返し」に似た感情に変わってきてるかもしれない…。
話はそれたが、ライブの後で「歌が良かった」っていう声には嬉しい気持ち、今回は「山下達郎さんのようだった。」っていう声には尊敬してる大好きな声質の持ち主と例えられれば嬉しい気持ち。
バンジョープレイヤーの方にものすごく喜んでもらったり嬉しい。
そして…。青木タカオ氏に送った曲 「その窓は開けておいて…。」
「地下生活者の夜」は、マイナーな表現者達の『小さな窓』である。
私や「トイメンシャオ」、メジャーなマイナーになったが「大谷ひろゆき」諸アーティストにとってかけがえの無いこの『小さな窓』である「地下生活者の夜」。
この『小さな窓』への行き交う旅人がいろんな『歌』を置いいく..。
宿の主人、または席亭の青木タカオ氏はこの小さな窓をずうっと守りし続けている。
ありがとう青木さん。
そして来て見て頂けた方々に感謝です。
お別れの挨拶もできなかった菅野さん、特に長倉さん遠路遙々ありがとうございました。
またお会いしましょう。
前ブログでのコメント
返信削除投稿者:千田佳生2007/3/6 11:25
ものぐさ太郎 様
ライブ終了時にはまたしても、お別れの挨拶ができずにすいませんでした。
あの二年前のお正月の鹿児島駅前でお会いした時に、携帯の連絡先を聞けば良かったと残念な思いをしました。
でもあのあと長倉さんはまた戻って来られたのですね。
実は、あの日二時間演奏した後、駅前の警察官に演奏中止を言い渡され中止のやむなきにいたったのでした。
本当にあの日鹿児島でストリートの後に少しでも長倉さんと飲めたり、せめてお茶でもご一緒できていたら規則だらけでだんだん「決まり事だらけ」の我が国の将来を憂い、長倉さんに語ってしまったかもしれません。
「自由な場所」はだんだん無くなりつつあり…、有っても一部の傍若無人な者たちや、露骨な営利目的な連中のために市民の理解や暗黙の了解を得られずに、苦情を聞いた役人に禁止され潰されていくストリートの現実を幾つか見てきました。
「地下」の最後に『その窓は開けておいて…。』という曲をやりましたが、だんだん狭められていく私の好きな「純情の居場所」の事を分かってほしい気持ちで作りました。
打ち上げにて長倉さんのコメントに思わずうなりました。
初めて「地下」に出た10年前の時の印象が綴ってあったからです。(オームの事を歌った十年前と変わってないのコメントは嬉しかったです)
前の長倉さんのコメントにも、「平和運動」に対しての私のとるべきスタンスとして、「我が道を行ってほしい。」と書いていただけて、私はとっても嬉しい気持ちでした。
「地下」や私「千田佳生」の『小さな窓』をまた覗いてやってください。
ありがとうございました。
投稿者:ものぐさ太郎2007/3/6 1:09
長倉です。
千田さんの演奏、とても良かったです。たっぷりと聴かせていただきました。
最終新幹線で帰るため、終了後は早くでてしまいました。
日ごろ国家権力や偽ゆず君達と戦っておられるとの事で、ご苦労も多いでしょう。そういえば鹿児島でもあの場所に戻ってきたら、もうおられませんでしたが。
投稿者:千田佳生2007/3/4 11:50
青木タカオ 様
ありがとうございます。「地下167話」での青木さんのご尽力に大感謝です。
青木さんから私への進歩の跡を言っていただき、後あとの参考になりました。
「一歩一歩…。」ですが..自分なりに、自分の作品やライブのやり方を考えていきます、「変化」は大切なことですね。
青木さんと「つげ義春」先生の旅日記のように、温泉ドライブとかできたらいいなあ..。車中音楽を聞きながらね。
房総半島か、伊豆、静岡の辺りとか…。
いずれにしても、あまりにお互いに疲労困憊でお話できなかったけど、またいつか話たいこともあるからまたよろしくお願いします。
投稿者:地下オン・青木2007/3/3 11:57
千ちゃん、お疲れさまでした。たった一日だったけれど、充実した時間が過ごせました。65分のステージ。バラエティな選曲で、あきませんでした。そして何よりも、音楽との一体化を感じました。日々、楽器にさわり唄って、ストリートもやっているからでしょうね。また今度ゆっくりとドライブでもしましょう。