かつての富山での盟友、バンジョーの傑出したプレイヤー原聡氏の「トイメンシャオ」中村十兵衛氏の今回の曲で印象的だった「だんじり祭りと銭湯の曲」や「フリーダムチベット」やアコースティックなファンク曲、一番の着目点は、トイメンシャオの、この独特なグルーヴである。こればかりはこの二人にしか表現できないだろう。
具体的にリズムのブレのパターンを熟知していなければこのグルーヴは出せないであろう。
楽器的に見ればご両人ともソロイスト的だが低音域レスのために、空間を味方にしなければならない綱渡り的なグルーヴの面白さがある。二人の楽器的な面では精霊が降りてくるような演奏力は絵になっている。
原聡氏から今回トイメンシャオでの演奏を打診されたが私は断腸の想いで遠慮させて頂いた。そしてこの素晴らしいグルーヴを感じそれは正解だと思った。
長年培ったバンドにしか出せないグルーヴというものがある。
それはテクニカルなこととかで解明したくない『聖なるもの』だ。
「精霊が降りてくるような演奏」と書いたが、トイメンシャオもまた進化の過程にあると言えるだろう。
私もその「空間を味方につける演奏」を目指している。
私の場合はテクニカルな修行のその先の『まほろば』を目指しているけど。
今回の決断は間違ってなかったことをコレを見て確信した。
トイメンシャオのこれからの活躍を祈ります。
前ブログでのコメント
返信削除投稿者:千田佳生2007/3/4 12:43
陣屋 様
ようこそコメントありがとうございます。
またギターのアンプを買われたとのことで、おめでとうございます。
メーカーはすみません私には見当がつきません。
トンガ企画へ出演の件、こちらこそよろしくお願いいたします。
また私のブログを引き続き読んでやってください。
訪ねていただきありがとうございました。
投稿者:千田佳生2007/3/4 12:29
原さとし様
コメントありがとうございます。
数年振りの演奏を見ました。素晴らしい演奏でした。
本文でも書きましたが..「空間を味方につけた」素晴らしい演奏でした。
音域的なことや諸問題を飛び越えた演奏でした。
一緒に演奏を誘われた時には心が動きましたが、トイメンシャオのあの夜のライブは正にベストでした。
投稿者:陣屋2007/3/3 19:30
sendaさん!おひさしぶりです。小矢部の「元、MARUHO・Jinyaのおばか親父」です。sendaさんのサイトは以前よりKINGに教えてもらい拝見させて頂いておりました。貴方の音楽に対する姿勢やプレイにはいつも頭が下がります・・・。
2年程前?やったっけ?「ティーアンドバー・・?」でLiveを拝見させて頂いた時あなたから「今もギターは弾いていますか?」と聞かれ「弾いています」と答えましたが、実は全く弾いていなくて音楽に対する意欲もほとんど無かったのです・・・俺の曲作りの支えであったSが死んでしまった事もあり、音楽に対する意欲は全く無くなりアンプも昨年売ってしまいました・・・「二度と音をいじる事もないかな・・・」と思っていたのですが・・・。
ところが最近、近所の高校生が「ギターを教えて~~~!」と言ってきた。何となく了承してしまったが「ウ~~~ム、ガキに教える前に自分がリハビリしなくては」とギターひっぱり出して弾いているうちにだんだん「アンブ欲しいな・・・」となってしまった。一週間程してあるメーカーのギターアンプを酔った勢いで買ってしまった(この辺りが飲ん兵衛親父の性というか何と言うか)ハハハ・・・ところがこのアンプ(出力15ワット)、安い割にはとんでもなくいい音が出るのだ。カナダのメーカーのアンプで(sendaさん知ってるかな?)あまり一般に復旧していないようだが1965年~1970年頃アメリカ辺りで結構売れたメーカーらしい、俺もよく知らんかったけど、とにかく俺のギターとメチャメチャ相性が良くてピックリしている。
こうなるとお調子者というか、「ノリ」だけで生きていると言うか、なんちゅうか、最近は曲なんかも作ったりして・・・。
自分の事はともかく、地元に結構「ガキ・ミュージシャン」も 多いらしいので久しぶりに「トンガ・Live」を再会しようか?と考えています。つきましてはsendaさんにもいつかも出演依頼をお願いしても宜しいでしょうか?ひさしぶりのお話でこんな投稿をしてスイマセン・・・では、失礼します。
投稿者:原さとし2007/3/3 17:50
千田さんお疲れ様でした。
千田さんの進化し洗練されたプレイ堪能致しました。トイメンシャオの今までの演奏の中でも
今回演奏がBESTに近い演奏だったと思います。自然体で気持ちよく良く演奏できました。
評価して頂き感謝いたします。
今後も中村十兵衛は歌作りに原さとしは新たなるバンジョーの可能性を見つける旅に出掛ける事への勇気を戴きました。今やりたい事出来る事を精一杯やる事の大切さを再認識させられました。ありがとうございました。
http://www.geocities.jp/hara_banjo/