「インディーズフェスティバル」の自分の映像を見てかなりへこんでしまった。
そんな精神的な状況で本日「BS明日のジョー」最終日を見る。
話の筋は知っていても…、やはり明日のジョーは見てしまう。
そして今夜は力石徹戦、力石のアッパーカットに両手ぶらりノーガード戦法も通じず、手も足も出なくなった状況の矢吹ジョーに丹下段平会長はこう言う。
「どうだい…。ここらで本物のボクシングをやってみねえかい?しっかりガードを固めて正攻法で戦い抜くのよ!」
「!!」
私はかなり「ハッ!」とした。
最近の私のライブに曲中MC、演奏中にアドリブで歌詞を作り出して歌うことは、通常の演奏手段からすれば「奇手」であろう。
(ペダルスティールの弾き語りだけで十分な奇手かもしれないが…。)
曲中MCは最初、会場の観客がステージに注目してない状況に対して、ステージから集客する手段としての演奏方法だった。
プラス、自分の中でその時のその時でしか湧き上がってこない事への感情的な表現手段のつもりだった。(曲とは全然関係ない〇〇事件のことや、その時その時の世間話もよくした。)
しかし、正攻法として純粋に「歌と演奏」だけでどこまでやれるか?
今はこれに「!」っとした感情が湧き上がってくる。
奇手やスタンドプレーはかっこいいだろう。しかし、今私がやることは「本物の音楽」にもう一度向き合ってみることだろう。
ライブへの私自身の取り組みかたに大分問題ありである。
丹下段平会長が「どうだい…。ここらで本物のボクシングをやってみねえかい?」っていう言葉には…、ズバリ!今の自分の中の迷いと、演奏の本質にもう一度目を向かわすことを突かれたようだった!
もう一度……。
音楽とライブと真剣に向き合ってみよう思う。
(注。曲中MC演奏しながらの歌詞をアドリブも全て否定するわけではない。要は、音楽と真剣に向き合った上での演奏方法上の選択肢だと思う。まずは本来の音楽に向き合いたい。)
0 件のコメント:
コメントを投稿