梶原一騎さんは亡くなられて随分になる。
当時小学生の頃、「タイガーマスク」は、楽しみに借りて読んだものだった…。
しかし当時、自分たちの頭にズシーンと、来たのは、『少年画報』に連載された、「キックの鬼」に自分たちは感銘を受けたものだ。
先づは、「自分に勝て。」と言う言葉は自分の胸に響いた…。
進駐軍がチョコレートを、主人公「沢村忠」が、級友が進駐軍のジープに乗った兵士が「ハーイ、ゴホウビアゲマース」とチョコレートを恵んでくれた(すなわち…犬に餌をやるように…。)
しかし、沢村忠こと白羽秀樹さんは、「戦争に負けたからって、日本人が犬になってたまるかーっ!」
…と、級友チョコレートを拾うことを拒否する。
沢村忠さんは、「オレだって、喉から手が出るほど欲しいさ…。でも、自分に勝つ!自分に勝たなければいけないんだ。」
「自分に勝つ、自分に勝たなければいけないんだ!」
「自分に勝つ…。」
これは非常に難しいことだ…。
梶原一騎先生が、少年漫画を通じて教えてもらったことは、沢山あるのだが…。
「自分に勝つ。」
これなくしては、今の私はオーバードーズしてしまったであろう。
故梶原一騎先生…。
ありがとうございます…、
投稿者: 千田佳生
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