福島第一原発事故以降の現実の映像を見続けている。
家に帰れない避難民の人たち…。
被災地から周辺の民家は被曝線量計がいまだに高い量だと動画では言っていた…。
原発の安全神話を謳った記録映像も見た、福島第一原発の建設過程での動画は今となってはむなしく見えてくる。
放射性廃棄物の中間貯蔵施設のこともそうだが、最終処分施設すら決まってない現状で原子力発電所が稼働し、
その歯車は止められない現実がある。
高速増殖炉が稼働すれば、核使用済み燃料のリサイクルが可能だと動画では言っているが、高速増殖炉「もんじゅ」は稼働日数250日動かしただけ…ナトリウム漏洩の事故では発火事故の可能性があり、制御棒の抜き取り作業では制御棒が変形してしまった事実は、福島第一原発の構造とは違って、プルトニウムを濃縮することに危険性を考えさせられる。
当時の国策としての原発推進のあり方は暴走としか思えない。
しかし、原発を現在立地している町や村は、「そう簡単に廃炉にされては困る!」
交付金と雇用促進の面からだろうが…。
人間が核を扱うなどと事故の可能性がある限りデメリツトが大き過ぎる、と自分は思うのだ。
最終処分施設は地下300メートルに埋めて10万年貯蔵施設で保管するらしいが、地下水脈から地表に岩石の亀裂をったって放射能汚染の可能性が否定できない…とある。
科学とそれを進めた行政の暴走は、福島第一原発の事故で明らか…。
廃炉、撤退する決断をして欲しい。
…そう願う。
投稿者: 千田佳生
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